Species Note
アガベ属とは — テキーラの原料になる種と、観賞用として愛される種の違い
「アガベ」と聞くとテキーラを思い浮かべる方も多いと思いますが、私たちが育てているアガベは、それとは別の種になります。同じ属でも用途がまったく違う、というお話です。
テキーラの原料になる種
テキーラの原料になるのは、主にアガベ・テキラーナ(ブルーアガベ)という種です。メキシコ・ハリスコ州を中心に大規模な畑で栽培され、成長したものを収穫して蒸留酒の原料にします。写真のような一面の畑は、観賞用としてアガベを育てている環境とはかなり印象が違います。
観賞用として愛される種
一方で、私たちが扱っているアガベ・チタノタは、鋭い鋸歯と厚みのある葉が特徴の観賞用種です。テキーラの原料になることはなく、株姿の美しさや棘の色・形の個体差を楽しむために国内外のコレクターの間で集められています。同じアガベ属でも、テキラーナとは楽しみ方も流通の仕組みもまったく異なります。
属は同じでも、見ているところが違う
アガベ属は200種以上あるといわれていて、テキーラの原料になる種は数えるほどです。私たちが日々向き合っているのは、畑で大量に育てる種ではなく、一株ずつの姿を見て選ぶ観賞用の種です。この記事では、その違いを整理してみました。
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